レッイビーの厨房を改装しました。

レッイビーの厨房を改装しました。

当社の発足当初より、続けて参りました食材提供サービス(配食サービス)を拡充する為に厨房を改装しました。サービス当初は、「どれを食べても味付けが同じようだ。」との指摘を受けたり、嚥下障害対応食で苦労したりして参りましたが、どうにか皆様に認めて頂けるようになったと感謝しております。
当社の利用者さんの中には、独居の方が多く、買い物にも自分では行けない方もみえます。ですから、ここ数年は3食365日食べる物と言えば当社の食事だけという方がおられます。私たちホームヘルパーがお出しした食事やおやつだけが食べ物ですから責任は重大です。はっきり言って、その方の体は全て私たちがお出しした食べ物だけで健康を維持していることになりますから、おいそれと出来る仕事ではないわけです。
例えば、作った食事が食物学的に見ていくら優秀な食事で十分な栄養があっても、味付けや切り方が悪くて、利用者さんの胃袋に入らなければ何にもならないのです。その上、たとえ胃袋に入っても消化され、最終腸壁から血液に溶け出さないと何の役にも立ちませんから、様々な知識や技術が必要となります。幸いそのような365日当社の食事だけという方々の血液検査等に、今の所は異常がないので少しばかりの自信がついた所でもあります。
しかし、現在のメニューは私が祖母から習ったメニューが基礎ですので、和食が大半です。この機会に、洋食などのメニューを増やそうと思っています。
さて、昨今の経済情勢はご存知の通り、介護もさることながら利用者さんの生活の防衛が大きな課題となってきます。経済情勢の悪化がどのくらいになるのか、どのくらい続くのかわかりませんが、既に高齢者の中には「病院に行くのを減らす」「食費を削る」「暖房は控える」などといった対策をとる方が多くなっていると聞きます。また、同業の訪問介護事業所やケアマネさんや医療関係の方からも「お宅の介護サービスを受けないと、食事のサービスは受けられないのか」と問い合わせや残念そうなお言葉を戴くことがあります。
本音のところ、一日の3食の食費は1000円から1500円が限度と私たちは考えていますが如何でしょう?来年春には他の事業者さんにも、この食事が提供できればとも考えていますので、よろしくお願いします。それに伴って、食事作りや食事の配達をお手伝いしてくださる方をパートさんのような形で募集しておりますので、よろしくお願いします。