2011年9月入院し、胃ろうを進められましたがお断りして
  自宅に戻ってきました。2013年3月で満92歳介護度は5です。

母の病名はパーキンソン症候群、てんかん、急性硬膜下血腫後遺症、認知症などで、昨年3月意識レベルが急に低下したため救急入院しました。入院当初はわずかな反応しかない状態で口からの食事は無理なため、鼻からのチューブによる鼻腔経管栄養でした。
鼻からのチューブは極度な違和感があるでしょうが、意識のない母は、当初その管を抜くこともなく四六時中静かにしていました。この頃は、私も胃ろうを覚悟していました。
 しかし、病院の努力のかいがあって、徐々に体に動きが出てきて、ついにはその鼻腔経管栄養のチューブを頻繁に抜いてしまうようになりました。私は、これまでの介護の経験上、「もし胃ろうを作っても、母はその胃ろうのチューブさえも抜いてしまうのではないか」と考えました。胃ろうのチューブを抜いてしまえばそのたびに手術です。それでも医師は熱心に胃ろうを薦めてくれました。しかし私は、一度は今までの経験を生かして、自宅で経口摂取を試みようと退院を決意しました。

退院当日には案の定、母はすでに病院のベッドで鼻腔栄養のチューブを抜いてしまい、チューブなしでの退院となりました。ですから、自宅に着くなりいきなりの経口摂取となりました。

もし、経口摂取に失敗すれば、すぐに鼻腔栄養のチューブを入れる必要がありますので、医師に来てもらわなくてはなりませんでした。そこで、座位は諦め、確実と思われる側臥位での注射器による食事に切り替えました。内容は全てミキサー食です

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